直腸がん寛解後1年半 最近の体調とシミ取りブリーチングクリーム
いろいろな声のあるオリンピックもあと数日で開幕されるようです。
がん治療とパンデミックの影響で、
3年日本に帰国しておらず
ここまで長く帰らないのは初めてで、
美味しい和食に飢えている今日この頃です。
がん治療
(直腸がん、ステージ3B、術前放射線抗がん剤治療、直腸病巣摘出、一時ストーマ増設、術後抗がん剤治療)
が2020年3月に終わって、寛解となり約1年半が経ちました。
治療が終わった後もストーマ閉鎖手術、ポート摘出処置などもあり
さらに、抗がん剤の副作用だったのか、胆管が拡張していたり、
膵臓に嚢胞があったりなどということもあったので
完全に体調が元に戻った、と感じるまでには時間がかかりました。
コロナのパンデミックもスッキリと社会復帰!と思えなかった理由の一つだったのかもしれません。
アメリカは予防接種が進みだいぶ落ち着いてきたのですが
世界中が早く、安心して過ごせるようになるよう日々お祈りしています。
最後の処置がCVポートの摘出だったのですが
どうせ全身麻酔をするので、ということで
大腸内視鏡検査と同時にやっていただきました。
これが2020年11月で、最初の手術から約一年後のカメラ、
ということになりましたが、異常なしで、
手術の傷もストーマの閉鎖の際の結合部分も
おかげさまできれいに治っているということでした。
今年5月に診察したのを最後に、次回からは4ヶ月おきの診察となり
また一段階前へ進むことができました。
術後の抗がん剤治療中に、肝酵素の数値が下がらず
胆管とすい臓に問題があり
そのため消化器の専門の先生にもかかっていまして
そちらの先生の方のMRI(MRCP MR胆管膵管撮影)の予約が来月ありますが
それ以外は通院もだいぶ減ったので以前より病院のことを忘れて生活できております。
先週は、皮膚がんスクリーニングがあり
皮膚科を受診しましたが、こちらも特に心配することはなく
逆に顔に増えたシミをどうにかするブリーチングクリームを処方してもらえました。
年齢によるもの、または抗がん剤の副作用なのか、
特に治療中に日光に当たったりということはなかったのですが
顔にしみが増えました。もうこれが、治療中ほんとみるみるしみが増えました。
なので気にはなっていたのですが、
治療が落ち着き次第レーザーでとっても良いものなのかどうか
先生に相談しようと思っていたので、(パンデミックもありすっかり忘れていましたが)
ちょうどよかったです。
保険は効かないということですがそこまで高価でもなく、
送料込みで$55程度で1ヶ月分買えました。
今流行りのハイドロキノンのクリームです。
私の処方されたものは
ハイドロキノン 8%
トレチノイン 0.025%
コウジ酸 1%
ナイアシンアミド 4%
フルオシノロン 0.025%
日本のハイドロキノン配合のクリームは8%というものはなかったようで
どうやらアメリカでも処方箋がないとこの用量のものは買えないみたいです。
3ヶ月から4ヶ月使ってみて、効果がなければレーザーで、
ということでした。
毎晩シミの部分につけて、日中はしっかり日焼け止めを使って
ということでした。
普段から日焼け止めはしっかりと使っているのですが、
結婚してからの20年の間10年は日差しの強い場所に住んでいたので
しみそばかすは取れるものでなないと思っていたので
どうなるのか薬の効果が楽しみです。
ここからはいつも同じことを書いていますが、
抗がん剤の副作用でいまだに感じているのは
足の裏の痺れというか、いつも書いている砂を踏んでいる感覚。
これはどうやら弱まる感じがしないのです。
ただ、歩きにくいとか、何か生活に障害が出るということは全くなく
ただ単に感覚だけなのですが、それ以外は副作用として残っているものはありません。
お腹の方の、ストマ閉鎖後の問題は今もある程度ありますが
これは食べ物によってコントロールできるんだろうとは思います。
食事を制限しなかったり、繊維の多いものを食べたりすると
想定外のことが起こります。
ただ、おむつをしなければいけないというようなことはありません。
手術をしてもらった外科の先生からは、
直腸がほとんどなくなって別の場所を使っているわけだけど
時間が経てば同じ仕事をできるようになるので
とにかく食べ物を記録して繊維の量を調節しながらやってみて、
と言われているので
繊維を取り入れつつあまりたくさん繊維の含まれているものは
外出前には避けるようにしたりはしています。
手帳に食べたものを書いたりもしていますが、
毎日はできていないので、いいデータは取れていないのですが、
自分の中ではなんとなく、あれを食べるとダメだ、
これは大丈夫、というのがだいぶわかってきました。
もうちょっと考えてしっかりやりたいなと思いますが
それだけ、そこまで生活に支障が出ていないということかもしれません。
同じステージ3Bでも私のように元気になられた方もいらっしゃれば、
再発された方もいらっしゃいます。
今元気でいられることをとてもありがたく、
毎日を大事にしていきたいと思います。